ギルマス記2021年夏(秋?)
ギルマス記 2021年夏(秋?)
毎度毎度重い腰を上げて
前回は7月の半ば頃にボチボチとギルマス記を書いたように思うが、10月も半ばすぎてまたギルマス記を書いている。もう少し早く書いた方が良いような気がしていながらも、毎回まぁまとめるならこのくらいの時期がいいのかなと納得しながら書いている。繰り返しの日常など思い返してみなければただ過ぎ去っていくだけなのだけれど、振り返ってみると意外と色々あったなぁなんてイメージがよぎる。それを特に大事な物と捉えるわけでは無いのだけれど、こうして記録にする事には一定の意味があるように思うので4半期に一回は重い腰を起こしてギルマス記を書くようにしている。
真夏のピークはほんの一瞬で
今年もいつものように夏は様々果物をもらったり、安く手に入れたりして満喫した。代わり映えがしないように見えて、ちょっとずつ去年とは違う事やってるなと改めて感じる。キャンプグッズをちょこちょこ増やしてBBQや縁側でのプチアウトドアもグレードアップしていたり、共同畑や共同田んぼでの新しいコミュニティとかもできている。近くにはわんちゃんのトリミング施設が出来たり、中々ユニークな場所になってきていると感じる。ふらっと訪れる方にはギルドハウスが繋がっている様々な世界へ直接ご案内できないので説明するのが難しい。言葉だけで伝えようとするととても陳腐になる事が多いので多くはあまり語れない、是非訪れる際は少し深呼吸するようにゆっくりと色々な事を感じてもらえたら嬉しい。
現在は10月も半ばを過ぎ、今はすっかり朝晩冷え込み暖房が欲しいと感じる季節になってきた。紅葉のシーズンでもあり冬前にみんな慌ただしくイベント毎を行っていたりする。ちょうどコロナの状況も10月からすっかり落ち着いた事も大きい。今年の夏はどうだったかと改めて思い返すと、早めに気温が上がって、真夏のピークはほんの一瞬で過ぎて秋になるのかなぁと思いきやグダグダと暖かい日が続くそんな感じだった。つい最近まで日中は半袖でもいいような暑さだったので、何となく気候変動という事を想起する事は多い。そうこうしてると今はもう月末で巷はハロウィンという事になっている、秋も終わりが近いのを感じる。ギルマス記秋は一体どうなるのだろう、夏と冬に吸収合併される危機に瀕している。
今年もフルーツ沢山
スムージーにしたりも
共同農園でのジャガイモ堀り
近くにワンチャンのトリミングルームができました
インドアキャンプ、グッズも充実してきました。
焚火台でじゃがバター
焼き芋(完成)
共同田んぼやってて、今年は結構草取りとか行きました。
熱中キャンプ
9月末には熱中小学校での初のキャンプイベントを実施した。最近はコロナ禍という事もあり、キャンプが流行っているようで色々面白そうな情報には事欠かない。思い立ったらプライベートなキャンプイベントを企画できるという環境にいるという事に、かなりの面白さや豊かさを感じる。グランピングなんてのも流行っているが、個人的にも快適な寝床を追求したいなと思ってコットを買ってみた。でも古いテントだったのと、コオロギが動く音がうるさくて、あまり快適ではなかった。アウトドアを夜遅くまで楽しんで、寝床は普通の家というのでもいいかもしれないと思った所だ。また自然を感じたいならタープテントとコットだけ見たいな寝方も面白いかなとも思った。
でキャンプ自体のイベントはどんな感じだったかというと、骨付き肉をその場で解体してBBQ、鶏をその場で締めてのチキンカレー、鳥と牛の骨と地元の野菜をたくさんそのまま大鍋に入れて濃厚なスープづくり、夜はサウナテントを設置してプライベートサウナ体験。さらに翌日ワイルドになった参加者たちはグランドに大量発生していたコオロギを油で揚げて食べ始める。大人になってこんなに新鮮な喜びを感じられるんだなぁと刺激的な体験だった。廃校のプールでプライベートサウナ、水風呂とかめっちゃいいじゃんなんてイメージもでてきて、里山でのエンターテイメントの可能性が広がったキャンプイベントだった。
最近のギルド飯
里山暮らしを続けていると、素材そのまま手に入る事もおおいためおのずと自炊スキルと食事に対しての哲学も深まってくる。玄米と味噌を中心とした生活というのはかなり馴染んできたが、さらに一歩進んで玄米と味噌の摂取の仕方というのも様々考えさせられる。
基本的に自分が食べる食事を作るときは、食べた瞬間に自分の頭が喜ぶ事、あとはお通じの際にお腹が心地いい事、それと手間がかからない事が念頭に置かれている。なので調子のいい時は肉とか食べたい惣菜を買ってきて食べたりすることが多いが、ちょっとゆっくりしたいなと思ったら玄米と味噌と葉物や食物繊維中心の生活に立ち返る。玄米と味噌中心というのはみそ汁と茶碗飯という事が多いのだけれど、その時々で米と味噌の分量を変えたり玄米をみそ汁と一緒に煮込んで雑炊のような形にしていたりする。煮込んだ方が吸収が良くなるのですぐに元気になりたいときはこっちのほうが良い。あとはみそ汁のだしと具材、なるべく新鮮な葉物ない時はわかめや昆布、だしは煮干しや干しカツオのスライスを少し砕いてそのまま入れる、あとはもしあればノリでキノコとか肉を加える、だしの素を入れるよりよっぽどおいしいし複雑な味こそ体に染みるという感覚が身についてきた。あとはゴマも地味だが便利だなと再認識。
畑の野菜も色々作っているが、ネギとかシソとかちぎって薬味やだしにする事が増えた。そんなこともあり芋類もいいけど勝手に増える葉物野菜(ネギ、シソ、ニラ、オカワカメなど)こそ家庭菜園で作るべきという考えに最近至っている。(芋類や実物は収穫期が短期間に大量にとれる、芋類は保存が効くのでまだいいが、実物は保存するのに一手間かかる)
その他に最近会得した料理としては、牛骨とか新鮮な野菜とかを中心にじっくり煮込んで塩ベースで味付けする牛骨スープとかポタージュスープ、スープや液体にすると大量にもらった野菜等を効率よくいただく際にとても有用だ。こういうのはどちらかというと人が遊びに来てくれた時とかに振舞う事が多いけれど、とにかく素材を見てそれをうまく摂取する料理を作るというスキルは随分身についたように思う。滞在中の冒険者の方には基本的には米以外は自力で調達し自炊になるので、ギルマスの蓄積したノウハウが役に立てばいいなと思う。
よくあるギルマス飯
具材たっぷりのみそ汁
みそ汁②
牛骨煮込みスープ
かぼちゃのポタージュ
テイクアウト芋煮会
ギルドハウスによく集まるメンバーも巻き込みながら、時沢お祭り実行委員会というのを発足させて交流の機会を設けているのだけれど、今年もお祭りはまだできなそうだねという事で昨年同様テイクアウト芋煮会を実施した。今年はちょっとバージョンアップして栗ご飯も一緒に作ったのだけれど、大量に作った事もあってちょっと硬かった。量産するなら味をつけて炊き込みご飯にした方が、クオリティが安定するかなーなんて思った所。来年はもうちょっと騒げたらいいねとか花火復活させようなんて話も盛り上がりました。
栗ごはん
最近の冒険者たち
夏期間で一番強烈だったのは、京都から来てくれた学生さん。東北に行ってみたかったのと山登りがしたいと思って訪れてくれたらしい。サバイバルへの興味を中心に幅広く好奇心旺盛だった。色々話聞いて興味がありそうだったので、一緒に稲刈り行ったり、ぶどう収穫したり、山登ったり、色んな自然に触れたりしていた。でその過程で食べれる雑草探したり、その後試しに一緒に調理してみたり、メルカリで売ってたり、ギルマス的には慣れ親しんだ体験でも結構色んな視点と活用があるなと感じさせられた。こなぎ、ヒエ、ガマヅミなどあまり食べた事のなかった草や木の実も一緒に食べた。前述のコオロギ収穫を始めたのも、そもそもセミとか食べてますよと豪語する彼がきっかけだったりする。その後ギルドハウスの近くに罠を作ってボール一杯に入ったコオロギを油で揚げているのを見て、中々動じる事の少ないギルマスだけれど流石に色々と考えさせられた。あとぶどうを潰して一緒に発酵していく過程を観察してやってみた。結局最終的には酢になり、彼の帰った後にブドウ染めの材料として用いられた。彼の面白いエピソードはたくさんあったけれど、書いてると一本記事になりそうなのでこの辺りにしておく。
稲刈りのついでに、食べられる雑穀と雑草の採取
食べれる雑草とヒエの選別
から煎りしたヒエ、脱穀するのが難しい
発酵中のワイン用ぶどう
最近のギルドハウス高畠
思い返してみると夏から秋にかけて熱中小学校の方もイベントやってたり、新しい学びの構想や北海道に研修を兼ねて旅行に行ったりと中々忙しかったのですが、ギルドハウスの方もボチボチとやっています。最近はコロナも落ち着いてきてショートステイの連絡が少しずつ来るようになりましたね。
という事で冒険、滞在、居住の受付は随時行っています。部屋についてはフリーの2部屋がすぐに使えて、中短期用の1部屋が使える状態です。しばらくはあまり出入りせずあれこれ考えたりオンラインを最大限に活かして色んな繋がりを作ったりしたいなと考えていますので、ブログをここまで読んでくれた奇特な方は是非冒険しきてみてください。ではでは。
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